ボディに隠された素材

ボディに使われている素材には、「鋼版」「アルミ」「ステンレス」などがあります。
このうち最もポピュラーなのが鋼板で、鋼鉄に圧力をかけて板状に引き伸ばしたものを使います。今まで鋼を使うと重量が重くなってしまうため、鋼はあまり使われていませんでしたが、現代では高張力鋼板(ハイテン)という素材が登場して、軽量化が可能になったため、多く使われています。ハイテンの最大のメリットは、薄くしても強度が変わらないという所です。
アルミは高級車に使われる素材で、軽さが最大の特徴です。アルミと鉄の比重は1:3で、アルミは軽量素材として大変優れています。強度も保てる素材ですが、コストが高いのがデメリットです。そのため、市販の車では高級スポーツカーなど、ごく一部の車種にしか使われていません。
とてもレアな素材としては、ステンレスがあります。鋼板よりも丈夫で錆びにくい、コストも低い、というメリットがありますが、合金という性質上プレス形成が難しいという弱点があります。公共の車体で言えば電車などは平べったい形なので使えますが、一般の市販車に使うのには適していない部分が多いです。
基本的にはコスト、プレス形成、強度の条件を満たしたハイテン素材が今の所ベストだとされています。